居場所はきっとあるはずだから

備忘録を兼ねた日々のメモ帳

住所を決める



結婚して36年目になる

あっという間だった

記憶力の違いか 頭(心?)の引き出しの多さの違いかはわからないが 新婚当時のことは私の方が覚えていて なんの意味もなく夫にクイズを出すとほぼほぼ不正解


ふ〜ん そんなものか あなたの思い出は

と へぇ~とか ほ〜とか呆れてみる

(ちょっと いや かなりウザい妻)


私は昨日の事のように記憶していて

自分でも怖くなる

よくそこまで覚えているよねって言われる


結婚してから少しずつ揃えた食器もすごい数になり 食器棚がもうひとつ欲しいと思っていた その頃311の地震が起きた

被害はなかったものの 立っていらないほどの揺れ 震源地付近はこんなものじゃないと思うと恐ろしくて眠れなかった


あれ以来 うちは地震対策を考えるように


食器棚もそのひとつ 倒れて下敷きにならないよう2メートル近い食器棚は処分し カウンターの高さの食器棚にした

もちろん食器も処分 その時は7人家族から6人になっていて たいていのお皿は5枚一組

人数が多いので お客さんが来てもと10枚ず

つ揃えていたものもある


大好きな食器 とりあえず5枚一組のは よっぽどのお気に入り以外は処分することに

カウンターの高さの食器棚は3つ(3棹というのかな?それは箪笥か) それでも前の食器棚より容量がなく かなりの量を処分することに

名残惜しいものもあったけれど さようなら


それからは もう食器は買い足さないと決めた…つもり…

そして今 2024年 住所のない食器があちらこちらにあるではないか!

捨てないで買うものだから 当たり前に容量オーバー 大きなお皿は台所の下の仮住所で暮らしている


そして 買ったときに夫が「へーんなの」と言ったコップ(私はお気に入り)



これも住所がない

毎日 毎食使うから常にテーブルの上と洗ったあとは食器棚の上にちょこんと置いてある


子供にも手がかからなくなり時間に余裕もあるのに

まぁ今回は就活中に自分の癌検査などがあったけれど それにしても疎かにしていた


うちの食器 住所不定無職

いや 使われているから無職ではない

無職は私だ!

就職する前に食器の住所を決めなければ!

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